金融・労働研究ネットワーク準備会は1月21日、東京千代田区の厚生会館ホテルで「『金融・労働研究ネットワーク』設立の集い」を開催しまし。「集い」では、東京法律事務所の上条貞夫弁護士から「金融・労働研究ネットワーク設立の意義―銀行労働研究会の継承発展」と題して記念講演を受けました。上条弁護士は、講演の中で戦後の金融労働運動をふりかえり銀行労働研究会が『銀行労働調査時報』『ひろば』(2誌は2000年に『金融労働調査時報』に統合)の発行と、研究会活動を通じて果たしてきた役割を解説。銀行労働研究会の運動の蓄積を「金融・労働研究ネットワーク」に継承させていくことの意義を訴えました。上条弁護士の講演を受けて、「集い」に参加した研究者、労働組合活動家はそれぞれの研究活動や、組合運動の経験と銀行労働研究会とのかかわりを紹介。運動の中で研究活動を継続し交流する場を確立していくことの意義が確認されました。この「集い」で、金融・労働研究ネットワークが設立され、代表に高田太久吉中央大学名誉教授が就任。運営委員として合田寛氏(政治経済研究所)、鳥畑与一教授(静岡大学)、平澤克彦教授(日本大学)、忍田年勝氏(金融労連副委員長)、千葉史人氏(金融労連中執)、事務局長に田中均氏(元銀行労働研究会)の就任が確認されました。
上条弁護士記念講演要旨 上条貞夫弁護士講演レジュメ