報告者:鳥畑与一(静岡大学教授)
この報告は2011年6月18日に開催された研究会報告の音声データを文章化したものです。
東日本大震災と福島原発事故は日本の経済のあり方を大きく問い直しています。鳥畑教授は船橋信金が破綻したときなど金融危機に際しては当該金融機関労働者の聞き取りを行い、多重債務問題では高金利規制に取り組む日弁連のシンポジウムで金融論の視点から分析・解説するなど、次々と派生する現実問題を現場の労働者や当事者から直接情報を取り入れ、専門家としてあるべき姿を提起する研究スタイルを一貫して追求されています。東日本大震災に当たっても被災現地を訪れて現場の声を聞き、被災地の地域金融機関や協同組織金融機関の経営データを分析されています。
2011年10月30日up
表示・ダウンロード:東日本大震災における金融問題