金融・労働研究ネットワークが4月7日に開催した定例研究会に、商工中金OBの尾藤さん(名古屋在住)が参加されました。商工中金現役のころから、職場で働くものの権利を守る取り組みに積極的に参加してきた尾藤さんです。その後、社会保険労務士となって労働相談などさらに充実した活躍ぶりを話してくれました。尾藤さんが持参された月刊「社労士」に尾藤さん執筆のレポート掲載されていました。レポートでは、セクハラ労災の被災女性労働者が、労基署で労災不支給とされ、労働災害保険審査官の審査でも請求棄却とされた事件で、尾藤さんが代理人となって労働保険審査会に再審査請求を行い「現処分取消」の裁決を勝ち取り、労災認定を実現しました。労災のたたかいでは、労基署がなかなか業務上認定をせず、審査官への請求でも棄却され、再審査請求でも労災と認められることが非常に厳しい現実があります。尾藤さんの「現処分取消」裁決=業務上認定の実現は、労災をたたかっている人々に大きな励ましです。セクハラ労災について尾藤さんのコラムを紹介します。
(2012年4月30日up)
表示・ダウンロード:コラム「セクハラ労災で業務上認定」尾藤憲和