首都圏青年ユニオンは株式会社フジオフードシステムと、コロナ禍のパート・アルバイトへの休業手当の支払いをめぐって裁判闘争を行っています。裁判の中で会社側は、パート・アルバイトは家計補助であるため休業手当を支払わなくてもよいと主張。首都圏青年ユニオンは「このような家計補助論は、女性差別・非正規差別に長年使われてきたものであり、現在も根深く残っていることがこの裁判で明らかになりました」としてフジオフード裁判を支援し、家計補助論、非正規差別、女性差別に対抗するため、2月18日、シンポジウム「パート・アルバイトは家計補助?!非正規女性への差別をやっつけよう」を開催しました。シンポジウムでは裁判の原告が訴え、弁護団の青龍美和子弁護士が経過を報告。ジャーナリストの竹信三恵子氏が背景にある「性差別とシフト制」について講演。都留文科大学名誉教授の後藤道夫氏が「なぜ企業は家計補助論に固執するのか」をテーマに講演しました。ここでは、シンポジウム冒頭の原告の訴え、青龍弁護士の報告と竹信氏の講演を紹介します。
原告の訴えを読むシンポジウム「非正規女性への差別をやっつけよう」原告訴え
青龍弁護士の経過報告を読むシンポジウム「非正規女性への差別をやっつけよう」青龍弁護士報告
レジュメを開く青龍弁護士レジュメ
竹信氏の講演を読むシンポジウム「非正規女性への差別をやっつけよう」竹信三恵子氏報告
後藤氏の講演は雑誌「経済』4月号「『家計補助労働論』を乗り越える」をご参照。
なおこのシンポジウムはYouTubeで動画配信されています。
20230218シンポジウム「パート・アルバイトは家計補助?!非正規女性差別をやっつけよう」 – YouTube